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業務案内

オイルメンテナンス

Oil maintenance

カテゴリー別 分析項目と管理基準

油圧作動油(一般)

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±10%以内
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗・油の劣化

酸価

酸価

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合を評価。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 1.0以下
  • ・添加剤の消耗
  • ・酸化劣化
  • ・潤滑各部の汚れの増長
  • ・銅の腐食

水分

水分

蒸留により蒸発した水分を測定する。

x

% JIS K 2276 0.1以下
  • ・冷却水の混入
  • ・大気中の湿気が装置内で凝縮
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

汚染度(重量法)

汚染度(重量法)

0.8μmのフィルターで捕足した汚染要因物の重量をmg/100mlで表示。

x

㎎/100ml JIS B 9931 15以下
  • ・ゴミ、摩耗分などのきょう雑物の混入
  • ・油の劣化
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・各しゅう動部への作動不良やかじり

金属分析(ICP)

金属分析(ICP)

油中金属元素をICP(誘導結合プラズマ)にて測定。

x

ppm Fe(20以下)/Cu(20以下)
Al(20以下)/Pb(20以下)
  • ・摩耗と腐食の進行
  • ・焼き付き
  • ・内部リークの増大

油圧作動油(精密)

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±10%以内
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗・油の劣化

酸価

酸価

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合を評価。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 1.0以下
  • ・添加剤の消耗
  • ・酸化劣化
  • ・潤滑各部の汚れの増長
  • ・銅の腐食

水分

水分

蒸留により蒸発した水分を測定する。

x

% JIS K 2276 0.1以下
  • ・冷却水の混入
  • ・大気中の湿気が装置内で凝縮
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

汚染度(重量法)

汚染度(重量法)

0.8μmのフィルターで捕足した汚染要因物の重量を㎎/100mlで表示。

x

㎎/100ml JIS B 9931 15以下
  • ・ゴミ、摩耗分などのきょう雑物の混入
  • ・油の劣化
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・各しゅう動部への作動不良やかじり

金属分析(ICP)

金属分析(ICP)

油中金属元素をICP(誘導結合プラズマ)にて測定。

x

ppm Fe(20以下)/Cu(20以下)
Al(20以下)/Pb(20以下)
  • ・摩耗と腐食の進行

タービン油

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±10%以内
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗・油の劣化

酸価

酸価

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合を評価。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 1.0以下
  • ・添加剤の消耗
  • ・酸化劣化
  • ・潤滑各部の汚れの増長
  • ・銅の腐食

水分

水分

蒸留により蒸発した水分を測定する。

x

% JIS K 2276 0.1以下
  • ・冷却水の混入
  • ・大気中の湿気が装置内で凝縮
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

汚染度(重量法)

汚染度(重量法)

0.8μmのフィルターで捕足した汚染要因物の重量を㎎/100mlで表示。

x

㎎/100ml JIS B 9931 15以下
  • ・ゴミ、摩耗分などのきょう雑物の混入
  • ・油の劣化
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・各しゅう動部への作動不良やかじり

RPVOT(150℃)

RPVOT(150℃)

回転圧力容器式法。酸化防止剤の残存寿命を評価。

x

min JIS K 2514 100以上
  • ・摩耗と腐食の進行
  • ・粘度の増加
  • ・スラッジの生成

ギヤ油

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±10%以内
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗・油の劣化

酸価

酸価

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合を評価。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 新油
+0.5以下
  • ・添加剤の消耗
  • ・酸化劣化
  • ・潤滑各部の汚れの増長
  • ・銅の腐食

水分

水分

蒸留により蒸発した水分を測定する。

x

% JIS K 2276 0.1以下
  • ・冷却水の混入
  • ・大気中の湿気が装置内で凝縮
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

N-ペンタン不溶解分

N-ペンタン不溶解分

オイルをペンタンと混合した時に溶解せず、遠心分離にて沈降分別される固形成分の割合。

x

% ASTM D 893 0.1以下
  • ・塵埃などの異物の混入
  • ・機器の摩耗
  • ・潤滑各部の汚れの増長
  • ・摩耗の促進

金属分析(ICP)

金属分析(ICP)

油中金属元素をICP(誘導結合プラズマ)にて測定。

x

ppm Fe(250以下)/Cu(75以下)
Al(50以下)/Pb(75以下)
Si(100以下)
  • ・摩耗と腐食の進行

熱媒体油

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±10%以内
  • ・熱分解
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗

酸価

酸価

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合を評価。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 1.0以下
  • ・添加剤の消耗
  • ・酸化劣化
  • ・潤滑各部の汚れの増長
  • ・銅の腐食

水分(KF法)

水分(KF法)

カールフィッシャー液を用いた滴定法で測定する。

x

ppm JIS K 2276 300ppm以下
  • ・大気中の湿気が装置内で凝縮
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

残留炭素分

残留炭素分

空気の少ない状態で蒸発および熱分解させた後に残る炭素状物質(スス等)などの残留物の量。

x

maas% JIS K 2270-2 1.0%以下
  • ・熱分解による分解物の増加
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・各しゅう動部への作動不良やかじり

引火点(PMCC)

引火点(PMCC)

ペンスキーマルテンス密閉式(引火点が40℃以上のものに適用)

x

JIS K 2265-3 80℃以上
  • ・熱分解の進行
  • ・熱効率の悪化
  • ・引火リスクの増大

コンプレッサー油(回転型)

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±10%以内
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗・油の劣化

酸価

酸価

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合を評価。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 新油
+0.5以下
  • ・添加剤の消耗
  • ・酸化劣化
  • ・潤滑各部の汚れの増長
  • ・銅の腐食

水分

水分

蒸留により蒸発した水分を測定する。

x

% JIS K 2276 0.1以下
  • ・冷却水の混入
  • ・大気中の湿気が装置内で凝縮
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

残留炭素分

残留炭素分

空気の少ない状態で蒸発および熱分解させた後に残る炭素状物質(スス等)などの残留物の量。

x

maas% JIS K 2270-2 1.0%以下
  • ・熱分解による分解物の増加
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・各しゅう動部への作動不良やかじり

汚染度(重量法)

汚染度(重量法)

0.8μmのフィルターで捕足した汚染要因物の重量を㎎/100mlで表示。

x

㎎/100ml JIS B 9931 15以下
  • ・ゴミ、摩耗分などのきょう雑物の混入
  • ・油の劣化
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・各しゅう動部への作動不良やかじり

コンプレッサー油(往復動型)

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±10%以内
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗・油の劣化

酸価

酸価

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合を評価。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 1.0以下
  • ・添加剤の消耗度合い
  • ・酸化劣化
  • ・潤滑各部の汚れの増長

水分

水分

蒸留により蒸発した水分を測定する。

x

% JIS K 2276 0.1以下
  • ・冷却水の混入
  • ・大気中の湿気が装置内で凝縮
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

汚染度(重量法)

汚染度(重量法)

0.8μmのフィルターで捕足した汚染要因物の重量を㎎/100mlで表示。

x

㎎/100ml JIS B 9931 10以下
  • ・ゴミ、摩耗分などのきょう雑物の混入
  • ・油の劣化
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・各しゅう動部への作動不良やかじり

グリース

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因

外観検査

外観検査

目視判定

x

目視判定 色変化臭気の有無
臭気の有無
  • ・熱による酸化/劣化 : 暗褐色を呈している場合
  • ・フレッチング摩耗/錆 : 赤褐色を呈している場合
  • ・鉄の摩耗分 : 黒色を呈している場合
  • ・水分の混入 : 白色を呈している場合

混和ちょう度

混和ちょう度

混和器で1分間に60回混和した直後のちょう度を測定。

x

JIS K 2220 ±50以内
  • ・軟化の場合 : 構造破壊/異種グリース・水分の混入
  • ・硬化の場合 : 基油の蒸発や離油、固形物の混入

滴点

滴点

グリースを加熱し、その一部が液状となって滴下し始める最低温度を測定。

x

JIS K 2220 ±25℃以内
  • ・構造破壊/異種グリース・水分の混入

赤外分析

赤外分析

物質が吸収する赤外線の波数と強度から物質の定性・定量を行う。

x

0.2以下
(C=O吸光度)
  • ・基油の酸化劣化・酸化防止剤の消耗

水分(KF法)

水分(KF法)

カールフィッシャー液を用いた滴定法で測定する。

x

% JIS K 2276 5%以下
  • ・水分の混入

金属分析
(蛍光X線分析法)

金属分析(蛍光X線分析法)

X線を試料にあてた時に発生する蛍光X線を検出・分光して元素分析を行う。

x

% Fe(0.5以下)/Cu(0.3以下)
  • ・摩耗の進行

ディーゼルエンジン油(DH-2)

主な測定項目と概要

測定項目 単位 試験方法 管理基準値 主たる原因 機器への弊害

動粘度(@40℃)

動粘度(@40℃)

流動性を評価する項目。細管を一定量が通過する時間を測定する。

x

㎟/s JIS K 2283 新油比
±15%以内
  • ・異油種の混入
  • ・油の劣化
  • ・燃料希釈
  • ・スス等の混入
  • ・内部摩耗の増加
  • ・圧力損失の増大または低下
  • ・油膜切れによる異常摩耗・油の劣化

水分

水分

蒸留により蒸発した水分を測定する。

x

% JIS K 2276 0.1以下
  • ・冷却水の混入
  • ・錆発生など腐食進行
  • ・スラッジが発生し劣化しやすくなる
  • ・油膜の形成を阻害し潤滑性が低下

残留炭素分

残留炭素分

空気の少ない状態で蒸発および熱分解させた後に残る炭素状物質(スス等)などの残留物の量。

x

maas% JIS K 2270-2 4.8以下
  • ・炭化生成物(カーボン)の増加
  • ・フィルターの目詰まり
  • ・潤滑各部の汚れの増長と摩耗の促進

金属分析(ICP)

金属分析(ICP)

油中金属元素をICP(誘導結合プラズマ)にて測定。

x

ppm Fe 200以下
  • ・動弁系の摩耗
  • ・シリンダーの摩耗
Cu 50以下
  • ・軸受の摩耗
  • ・オイルクーラーの腐食
Pb 30以下
(40,000㎞未満)

※40,000km以上の場合は7.5ppm/10,000kmを追加する

  • ・軸受の摩耗

引火点(COC)

引火点(COC)

クリーブランド開放式

x

JIS K 2265-3 190℃以上
  • ・燃料希釈
  • ・爆発等、火災の危険

塩基価(塩酸法)

塩基価(塩酸法)

試料油1g中に含まれている塩基性成分を中和するのに必要な塩酸と当量の水酸化カリウム(KOH)の量を㎎で表す。

x

㎎KOH/g JIS K 2501 2.0以上
  • ・塩基性添加剤の消耗
  • ・酸性物質による異常摩耗
  • ・清浄分散性の低下による機関各部の汚れ

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